デザインポリシー

作り手の話を聞く。売り手の話を聞く。買い手の話を聞く。使い手の話を聞く。

世の中の声を聴く。

ちょうど良い関係性をデザインする。

みなさんがお客さまのことを想って生み出したものを、お客さまが愛着を感じながら使っていただける、双方にとって理想的な関係性をイメージできるデザインを心がけています。
その関係性の中身は、みなさんそれぞれに違うものです。みなさんひとりひとりとオーダーメイドの道具を一緒に作っていく空気感が、わたしたちの中にはあります。

そして、人間はイメージで行動しています。わたしたちのデザインが、人間の行動を決定するイメージに寄り添うように、無意識に手になじんで、使っていることさえ忘れてしまうほど自然なデザインを理想としています。

デザインに対する
考え方

私たちの強みは、みなさんが「必要だけれどお客様にとって効果的な打ち出し方がわからない。」と思われがちな、ロゴやデザイン全般の理由やあり方をわかりやすく説明し、それぞれのデザインの理由をみなさんが理解した上で、適切に消費者に打ち出すお仕事をお手伝いできるという点です。

デザインがみなさんにとって分かりにくいのは、デザインの背景にあるものが、企業の理念やビジョンといった抽象的なものであり、消費者側にとってはグラフィックという形でそれを受け止める必要があるからです。このコミュニケーションには「言語」が存在していません。それがみなさんや消費者にとってのデザインを難しくしているのではないでしょうか。

カジワラブランディングでは、この「どのようなデザインをオーダーしていいのかわからない」という悩みを、みなさんの理念やビジョン、将来像から探ります。何を「デザイン」して消費者に伝えるべきなのか、デザインに対する課題を明確にし、その課題を解決するためのデザインを開発します。つまり、みなさんが消費者に伝えたいことがグラフィックの力で伝えられるようにデザインを行うということです。

それは何度もつくり直さなくてよい、何十年も長持ちするデザインです。消費者がチラッと見ただけで、みなさんの活動の内容や想いや、メッセージをそこはかとなく感じ取れて、興味を持って頂ける、ロゴを中心にひろがっていくデザインです。

アートディレクターの仕事

なぜ、経営者とクリエイターの接点は少ないのか?と不思議に思うことがあります。デザインはビジネスの上に成り立ち、ビジネスはデザインでより活性化すると私たちは考えるからです。双方が交わることは、企業の理念やビジョンを達成させるための大切な要素です。

デザイナーやイラストレーターは考え方やイメージを視覚化します。コピーライターは考えや想いを言語にし、フォトグラファーは商品を魅力的に写します。

私たちの仕事は「わからないけれど伝えたいこと」を、このようなクリエイティブチームとともに形にする作業です。完成までのプロセスには沢山のお打ち合わせ・ご相談・ご提案が含まれていますが、これは、みなさんのお仕事の真意を適切にグラフィックに落とし込み、消費者に好意的にデザインを受け入れて頂けるための必要不可欠なプロセスとなります。これがいわゆるアートディレクターと言われるものです。

デザインで困っているみなさんと問題を一緒に解決できるよう、ここでもちょうど良い関係性を築くのが、アートディレクターとしての私たちの理想です。

ロゴ診断と改善アドバイス

ロゴ診断と改善アドバイス

【ロゴ診断とは】

ロゴ診断とは、企業や商品のロゴマークを分析し、そのデザインやカラーなどから企業や商品の特徴やメッセージを読み取り、改善点やアドバイスを提供します。ロゴマークは、企業や商品のアイデンティティを表すために非常に重要な役割を果たしており、そのデザインが伝えるメッセージが鮮明であることが求められます。ロゴ診断を行うことで、企業や商品のイメージアップやブランディングに貢献することができます。

  1. ロゴデザインの評価:ロゴのデザインについて、バランスやアイデア、色使い、フォントの選択などを評価します。
  2. ロゴの読み解き:ロゴが表現しているメッセージやアイデンティティを読み解きます。企業のブランドイメージや価値観がどのように表現されているのかを考察します。
  3. 競合分析:同業他社のロゴと比較し、差別化を図るためのアドバイスを提供します。
  4. 方向性の提示:ロゴの改善点や改良方向を提案し、その理由や効果を説明します。
  5. ロゴの適用:ロゴの適切な使用法についてアドバイスを行います。例えば、ロゴのサイズや色の変化に応じた使用方法、ロゴの使用可能な媒体などを指導します。

【良いロゴとは】

良いロゴとは、以下のような要素を備えたロゴデザインのことを指します。

  1. 認識性が高い:ロゴは、一目で企業や商品を認識できるような印象的で独創的なデザインである必要があります。また、ロゴを縮小しても、拡大しても、または印刷物などの様々な媒体に応用しても認識性が損なわれないようにすることが大切です。
  2. シンプルで視覚的に魅力的:ロゴは、シンプルでわかりやすく、直感的に魅力的なデザインである必要があります。色使いやフォントの選択など、全体的なバランスが良く、視覚的に調和していることも重要です。
  3. ブランドイメージに合致している:ロゴは、企業や商品のブランドイメージを反映することが必要です。例えば、高級感や信頼性を求める企業であれば、シンプルで洗練されたデザインが適しています。
  4. ユニークで差別化が図られている:ロゴは、同業他社との差別化を図ることも重要です。業界内で一目で識別できる独自性があり、他社のロゴと区別されるようなデザインが求められます。
  5. 長期間使用可能である:ロゴは、企業や商品が長期間使用することを前提にデザインされる必要があります。そのため、トレンドに流されずに、時代を超えて使用できるデザインが求められます。

【悪いロゴとは】

  1. 認識性が低い:ロゴが企業や商品を表現するのに不適切で、一目で認識できないようなデザインである場合があります。また、ロゴが拡大・縮小すると、文字が読めなくなる、絵柄がぼやけるなど、認識性に問題がある場合も悪いロゴとされます。
  2. 雑で印象に残らない:ロゴが見ているだけで「適当に作った」という印象を与える場合、デザインが粗雑であることが原因です。また、印象に残らないデザインである場合、消費者に記憶されず、ブランドイメージに貢献しないため、悪いロゴとされます。
  3. ブランドイメージに合致していない:ロゴが企業や商品のブランドイメージを反映しておらず、親和性が低い場合も悪いロゴとされます。例えば、庶民を対象にした食品メーカーがクールなロゴを採用すると、ブランドイメージに合わない場合があります。
  4. 他社のロゴと類似している:業界内で他社のロゴと類似しているデザインが採用されている場合、消費者にとって、企業の識別が難しくなることがあります。そのため、差別化を図るための独自性がない、他社と比較して印象に乏しいロゴも悪いロゴとされます。
  5. 時代遅れで長期間使用できない:ロゴが時代遅れのデザインで、長期間使用できない場合も悪いロゴとされます。また、企業の方向性が変わった場合、ロゴがブランドイメージに合わなくなることもあります。

【悪いロゴを良いロゴに改善するための手順】

  1. 目的を明確にする:まずは、ロゴの目的を明確にしましょう。ロゴがどのようなブランドイメージを表現するべきか、どのようなターゲットに向けて作成されるべきかを明確にしましょう。
  2. 調査を行う:業界内でのトレンドや、競合他社のロゴデザイン、ターゲットに対する嗜好などを調査しましょう。また、ロゴが採用される媒体やサイズなどの条件も考慮しましょう。
  3. ロゴの基本要素を見直す:ロゴの基本要素である色、フォント、形状、シンボルなどを見直し、それぞれの意味や効果について考えましょう。色の組み合わせやフォントの種類、シンボルの表現方法を変えることで、印象を改善することができます。
  4. ロゴのシンプル化:ロゴをシンプル化することで、認識性を向上させることができます。要素を減らしたり、形状を簡略化することで、視覚的に印象に残るロゴを作成することができます。
  5. ロゴのレイアウトを見直す:ロゴのレイアウトを見直し、文字の配置や絵柄のバランスを調整することで、見やすさや認識性を改善することができます。
  6. テストを行う:改善したロゴがターゲットに対してどのような印象を与えるかをテストしましょう。アンケート調査や、フォーカスグループなどを活用することで、改善の余地がある部分を洗い出すことができます。

【改善アドバイス】

  1. モダンな要素を加える:現代的な要素を加えることで、ロゴに新しい息吹を吹き込むことができます。例えば、モダンなフォントを使用したり、洗練された色合いを採用することで、より現代的でエレガントな印象を与えることができます。
  2. カラーパレットの見直し:ロゴの色を見直し、よりモダンで鮮やかな色合いを採用することで、企業の新たなイメージを構築することができます。
  3. シンプル化:ロゴをシンプル化することで、認識性や視認性を向上させることができます。余計な要素を削除したり、フォントやシンボルをシンプルなものに変更することで、見やすくスタイリッシュな印象を与えることができます。
  4. レスポンシブデザインの検討:ロゴを掲載する媒体が多様化する現代では、レスポンシブデザインを検討することも重要です。ロゴのデザインや配置を変更することで、異なる媒体での視認性を高めることができます。
  5. ブランディングとの整合性:ロゴのデザインやイメージは、企業のブランディングと整合性があることが重要です。企業の理念やビジョン、ターゲット層などを考慮し、ロゴをブランディングと一体化したデザインに改善することで、企業のイメージを統一的かつ効果的に伝えることができます。

以上のように、ロゴの診断と改善アドバイスを行うことで、企業のブランディングをより強固なものにすることができます。

【ロゴデザインに理念を反映】

企業や商品ブランドの持つ独自性やアイデンティティ、価値観などをロゴで表現します。ロゴは、ブランドイメージを形成する上で非常に重要な役割を果たしており、そのロゴには企業やブランドの特徴や個性が反映されている必要があります。 例えば、1886年創業のコカ・コーラのロゴは、赤と白の曲線的なデザインで、ユニークで覚えやすい形状を持っています。このロゴは、コカ・コーラが「楽しさ」「幸せ」などのコンセプトを表現するために採用したものであり、同時にコカ・コーラの独自性やブランドアイデンティティを反映するものでもあります。 また、ロゴデザインに理念を反映させることで、企業やブランドの信頼性やアイデンティティを強化することができます。例えば、環境保護をコンセプトとする企業は、ロゴに緑色や自然の要素を取り入れることで、その理念を表現し、環境に配慮する企業としてのイメージを強化することができます。 ただし、ロゴデザインに理念を反映させる場合は、それが視覚的に明確に伝わるようなデザインにすることが重要です。そのためには、ロゴのデザインや色彩などの要素を慎重に選定し、ブランドイメージと一致するように設計することが必要です。

料金について

それぞれの案件、およびリリースするデザインの社会的責任の大小により、上記対象業務についての料金は異なります。原則として、みなさまと複数回ご面談を持たせていただき、予算・スケジュール等の周辺情報も考慮に入れながら、当方よりお見積もりをご提出させて頂く形となります。お気軽にご相談ください。

プロフィール

梶原道生
Michio Kajiwara

役職
代表取締役/アートディレクター

所属団体
九州アートディレクターズクラブ
NPO法人FUKUOKAデザインリーグ
ヤブクグリ

経歴
1967年 大分県日田市生まれ
1988年 九州デザイナー学院
1988年 アンテナグラフィックアーツ
1992年 ㈱仲畑広告制作所
1996年 ㈱広告研究所
2005年 独立し、カジグラ開業
2007年 株式会社カジグラ設立
2012年 デザインシェアオフィス「Y-SHARE」開設
2016年 カジワラブランディング株式会社に社名変更
2017年 九州アートディレクターズクラブ代表に就任

受賞暦
1997年 朝日広告賞
2001年 福岡広告協会賞 大賞
2002年 広告電通賞 金賞
2003年 福岡広告協会賞 銀賞
2004年 福岡広告協会賞 銀賞
2005年 福岡広告協会賞 銅賞
2006年 福岡広告協会賞 銀賞/ACC賞 ゴールド賞
2012年 福岡県産業デザイン賞 優秀賞
2013年 ADC賞
2013年 グッドデザイン賞
2014年 福岡県産業デザイン賞
2016年 福岡県産業デザイン賞 大賞
2016年 ウッドデザイン賞
2017年 福岡デザインアワード 入賞
2019年 福岡デザインアワード 銀賞

展覧会実績
2004年 副田高行広告大仕事展 アルティアム
2008年 ロゴ屋展 ギャラリールーモ
2010年 カジグラさよならポスター展 ギャラリールーモ
2011年 活版印刷クリスマスグリーティング展 ギャラリールーモ
2012年 活版印刷2013年賀状展 ギャラリールーモ
2017年 ロゴの相談室展 ギャラリールーモ

講演実績
2008年 九州デザイナー学院「本質を伝える広告」
2010年 福岡デザイン専門学校「これからのデザイナーの役割」
2013年
・ADC展クリエイションギャラリー「きこりめし」
・福岡県大牟田商工会議所「ブランディングの進め方」
2014年
・九州宣伝会議「ロゴデザイン」
・熊本県六次産業講演会「求められる商品力」
2015年
・九州宣伝会議「ロゴデザイン」
・鹿児島県奄美大島講演会「地域のお土産とデザイン」
・福岡経営セミナー「デザイン思考」
2016年
・熊本県山鹿市6次産業化「商品開発とデザイン」
・長崎県諫早商工会青年部講演会「企業付加価値を上げる」
・九州デザイナー学院「デザイナーの仕事」
・九州デザイン横丁松浦市「経営とデザイン」
・九州デザイン横丁鹿児島「経営とデザイン」
・九州デザイン横丁大分「経営とデザイン」
・福岡大学「ロゴの作り方、使い方」
2017年 福岡市グローネクスト「ロゴの作り方、使い方」
2018年 熊本ブランディングカレッジ「リブランディングの効果」/BEPPUPUROJECT
2019年 Design Seminar「探る、企業とデザイナーの幸せな関係 – ブランディング』
2021年 第1回 みやざき総合美術展 デザイン部門審査員

WEBインタビュー

ジョブレンズ
https://www.job-lens.com/

Swings
http://bulan.co/swings/kajigra_interview
アナバナ
http://anaba-na.com/conversation/4515.html
CREATIVE PLATFORM OITA
https://www.pref.oita.jp/uploaded/attachment/2106338.pdf
たねむすび帖 デザイン裏話
http://tanemusubi.jp/articles/dezaura/kajigura/dezaura02_01.html

会社概要

会社名
カジワラブランディング株式会社

資本金
500万円

代表者
梶原 道生

所在地
〒810-0031 福岡市中央区谷2丁目2-13 馬屋谷テラス102
・地下鉄桜坂駅から徒歩11分
・西鉄バス(57馬屋谷、56・58上智福岡中高前)から徒歩6分

電話番号
092-791-5232

FAX番号
092-791-5152

メールアドレス
→CONTACT

事業内容
・ブランディングデザイン(CI・VI)
・ロゴデザイン
・アートディレクション
・デザインコンサルティング

企業理念(ミッション)
ロゴで、社会と企業を良い関係に。

企業理念(ビジョン)
企業の意図と独自性を端的に意匠化したロゴづくりと、
ロゴを起点とした印象の一貫性を追求します。

会社沿革
2005年 カジグラ開業
2007年 株式会社カジグラ設立
2013年 シェアオフィス「Y-SHARE」開設
2015年 カジワラブランディング株式会社に社名変更
2022年 薬院から谷に会社移転