よかろう

豊前市は、海の幸・山の幸に恵まれた土地でもあります。よかろうは、昭和34年創業から「かしわ飯の素」の味付けは変わっていません。原料価格の値上げに伴い、パッケージをリニューアル。新商品を導入。阿蘇の赤牛を使用した「牛すじ飯の素」、豊前海の高級魚鱧(はも)を使った「鱧飯の素」をデザインし価格を見直した。素材をわかりやすくイラストを使用し店頭で目に入りやすく手にとってもらえるようにしています。  

商品パッケージの考え方

商品は、作り手の想いが使い手に届くリアルなモノ。お金を交換するモノ。 どこでどのように販売するのか環境でパッケージのデザインは変わってきます。 自宅での利用であればシンプルでよいのです。でも、ギフトとしてお客様が購入し、その先の誰かに渡すものであればきちんと包装する必要があります。買う前の状況から、商品の魅力を感じさせ、使いたい、買いたい、人にあげたい、と思わせるかが、パッケージデザインの役割です。 内容とパッケージの関係性に筋を通すことで、お客様は安心してプロダクト購入できます。内容と整合性の合わないデザインは短命になりやすいのです。パッケージのデザインを持続するには、資材コストとのバランスも大切ですが、一番大切なのは、覚えやすいネーミングのロゴです。良いパッケージデザインは、足や羽がついた生き物のように自らプロダクトを消費者に営業してくれる存在となります。

とうもろこしみそ

とうもろこしの味噌なんて聞いたことがない。と思いつつ、しかしご担当者の方が薬剤師とのことでお話を聞くことにしました。 現代の乱れた食生活。この生きた発酵食品である「とうもろこしみそ」が健康的な食生活のために、より多くの方のお役に立てるのではないか?昔から日本で育てられた在来種のタネの保存のために毎年作物を作っている農家さんの応援になるのではないか?安心できる在来種のタネを未来の子供達にも残したい。多くのとうもろこしを作れるようになれば、地域雇用の活性化、休耕田の活用になるのではないか?味噌汁が嫌いな子供でも、コーンスープのような甘さのある「とうもろこしみそ」で作った味噌汁なら飲んでくれるかもしれない。薬膳生味噌のとうもろこしみそで腸環境を整えてくれる。生活習慣病の予防や、エイジングケアに有用であるという研究結果が出ている等、とうもろこし味噌が素晴らしく思えてきたので、多くの方に賛同できるようなパッケージにしようと思い考えたました。とうもろこしがまるごと味噌に変わったと伝わるようにデザインしました。

三隈川かっぱめし

ヤブクグリの弁当第2弾として「三隈川かっぱめし」を企画。かつて、山で伐った材木を、筏に組んで、川を使って運んでいたように、「山」と「川」は、密接に繋がり、林業を支えていました。山のイメージ「日田きこりめし」と川のイメージ「三隈川かっぱめし」で、山と川が一緒になって大分県日田市の知名度を広げていければと考えたのがこの企画の原点です。 ヤブクグリのメンバーの半数以上が、日田市内在住ですが、昔のようにみんなが三隈川で泳いでいるような川にしたいと考え、清流の象徴として「かっぱ」をモチーフにしました。また、三隈川の清流を下流域の人たちへも届け共有したいという思いから、有明海の海苔で作った細い海苔巻を並べ丸太の筏のようにデザインしました。杉の木でできた弁当箱のふたをめくると長いままのかっぱ巻が三本、そして高菜、かんぴょう、キュウリの3種類とおかずは、空揚げ、漬物、卵焼きが入ってます。 包装紙には、小坂さんの日田のかっぱ伝説の小話に牧野氏の絵。箸袋には江副氏によるかっぱ占いが16種類。デザインは富田氏が担当。占いは、当たりがでたら寳屋の大将から何かプレゼントがもらえます。

ポテ茶

緑茶味ポテトチップス「ポテ茶」は、西鉄沿線・駅みやげプロジェクトから初のオリジナル商品。「ポテトハウス フクハク」の元祖厚切りポテトチップスに八女市星野村産茶葉を贅沢に使用し、上品な渋さがくせになる商品になりました。 西鉄駅やバスセンターで駅土産として開発されたものですが、駅では人が急ぎ足で売店の前を過ぎるため、パッケージのデザインは、じゃがいもの顔をネーミングで構成し、商品と目が合い、瞬時に中身をイメージしてもらい手に取ってもらえるよう工夫しています。