ヤブクグリの「きこりめし弁当」がADC賞を受賞しました。
2013.12.3帝国ホテルの授賞式に出席しました。
ADC賞(東京アートディレクターズクラブ)は、
デザイナーの仕事を初めてからADC賞は憧れの存在でした。
分厚い年鑑に掲載されるのは夢でした。
自分のグラフィックレベルでは、まだ、ADC賞レベルではないことは分かっています。
それが、今回は、ヤブクグリの牧野さんと富田さんのおかげて ADC賞をとれたのは、
富田氏と牧野氏のグラフィックがあったからです。
僕のヤブクグリでの担当は名産品係。
牧野さんのアイデアを具体的にカタチにする係です。
左から佐々木さん、町谷さん、富田さん、牧野さん、僕、黒木さん
杉のわっぱは、町谷さんが設計。弁当の中身は、寳屋の佐々木社長が作る。
丸太のごぼうは、社長のアイデアごぼうを炭酸煮で丸太にそっくり似せてくれたのがみごとです。
おかずは、全て日田産にこだわる。
一番最後まで苦労したのはのこぎり。
杉材の木目のとりかたで強度が弱くなったり 刃の角度で切れ味が違う。
きこりらしいのこぎりのラインをとることなど。
でも、ほんとに楽しかった。
他の会員のメンバーも、いろんなジャンルの専門家集団で林業の未来を思ってる方。
最初のきこりめしの内容から、試食を繰り返し、意見を聞きながら進めてきました。
ブラッシュアップでどんどん内容が良くなっていくので、とても楽しかったです。
完成したときには、寳屋さんで講演会と試食会を沢山の人を呼んで開催。
皆、喜んで丸太を切って食べていました。
写真左は中島祥文氏
ADC賞の表彰式では、僕のデザインの師匠でもある、
副田高行氏の「ADCはどこへいくのか」とういメッセージから始まりました。
会長の細谷氏からトロフィーを受け取った時に、
おめでとうと声をかけられたときには、ほんとに嬉しかったです。
佐藤卓さんの受賞者代表あいさつでは、「デザインマインド」を育むために、
「デザインあ」をはじめたと聞いてとても共感しました。
こどもも大人も社長さんもデザインマインドを育くむと。
イッセイミヤケさんは、国立デザインミュージアムの実現に向けて活動しているそうです。
浅葉さん長友さんの功績も讃えられました。
ADC受賞者が、美しく讃えられるこの会の雰囲気がとても紳士的で良かったです。