江の浦海苔本舗

有明海の海苔漁師が食べている本物の海苔の美味しさを知ってほしいとの思いから、海苔漁師の方が海苔加工・販売業へ転身し、道の駅などで販売を開始しました。筑後元気計画への参加をきっかけに、推進員の方やデザイナーと一緒に話し合い、ギフトを中心に、お中元、お歳暮、慶事や弔事等に使用できるデザインを開発しました。

コンセプトは「奇跡の海有明海が育てた海苔」。競合プロダクトと一緒に並んでいる、売り場で売るためのデザインという考え方は避けて、そのまま食卓のごはんのお共として、テーブルの上にいつも置かれているシーンを想像しながらデザインしました。雑貨のようなデザインにすることで、海苔を毎日気軽に食べたいと思う人々に気持ちが伝わるデザインにしました。

事業主からのお話では、食や雑貨のセレクトショップの方などからの問い合わせも増えたそうです。主に20代~30代のお客様がお祝い事に使って下さり、今までの海苔の売り場では考えられないシンプルでモダンなデザインが売り場に登場したとのお声を頂いているそうです。沢山の海苔の商品の中にあっても、目に留まりやすく、商品自体に販売力があり卸先や、お客様に提案しやすくなりました。「かわいい」「いいね」などお声を頂くことも多く、デザイン導入前から3年で売り上げ実績200%アップ。好評の声を受けて、新店舗の直売所を開店するに至っています。
http://enouranori.com/