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カジワラさんにきいてみた!vol.8

引き続き、梶原さんが影響を受けた作品を聞いてみようシリーズ、第4弾です。本日は前回の続きです。   ——梶原さんがロゴやブランディングデザインのお仕事を始められてから影響を受けた、2つ目の作品を教えてください。 2つ目はオリベッティの自社ブランディングです。 オリベッティは1908年に創業した、イタリアのタイプライターの製造・販売会社です。ずいぶん昔からデザインを重視して経営をしています。 僕の、「自然なデザインが一番伝わる」という考え方はオリベッティに影響を受けています。 オリベッティのブランディングデザインは、1970年代から本格的に始まったものにも関わらず、全然古くなく普遍的で美しいですね。ロゴやツール、コピーライティングは、「企業の機能性」をわかりやすく伝えるために情報を整理し、見える化したものです。そのため、端的で中立であることが大切です。情報洪水の今時代には、企業の情報がそのまま伝わる、純粋な情報こそ生き残るのではないでしょうか。 ——オリベッティのデザインは今見ても本当に美しく、参考になるお仕事ですね。   Vol.

カジワラさんにきいてみた!vol.7

Vol.5から始まった、梶原さんが影響を受けた作品シリーズ、第3弾です。 今回は、ロゴやブランディングの作品についてインタビューしていきます。   ―梶原さんがロゴやブランディングデザインのお仕事を始められてから影響を受けた作品について教えてください。 ロゴやブランディングデザインについて影響を受けた作品は2つあります。まず1つ目は、「ランドーアソシエイツ」のお仕事の数々です。 ランドーアソシエイツは世界のブランディングデザインをリードする、アメリカ発祥の企業です。FedExやevian、日本ではENEOSや郵便局、イオングループ、JALなどを手掛けています。 創立者であり、プロデューサーのウォルター・ランドーさんの「製品は工場で作られるが、ブランドは心の中で作られる」という言葉が当時、とても胸に響きました。 消費者が「このロゴは覚えやすいな、使いやすいな」と思う回数が多くなると、自然とロゴへの愛着が湧き、企業に対する信用も上がっていきます。短期だけでなく、中・長期で考える。ブランディングにおいて企業と消費者の信用を保つためには、ロゴがじっくり浸透していくことが正攻法だなと気づくことができました。「急がば回れ」の考え方でいることが安全確実な方法だと実感しています。 ―確かに、世界中で・日本中で長く使われるロゴは覚えやすく使いやすいものばかりです。   次回も引き続きお話を伺っていきます!

カジワラさんにきいてみた!vol.6

前回に引き続き、梶原さんが影響を受けた作品についてお話を伺っていきます。   ——東京で広告のお仕事をされていたときに影響を受けた作品を教えてください。 サン・アドのアートディレクター、葛西薫さんの「サントリー烏龍茶」の広告です。 葛西さんのデザインは、1mmも隙がないくらい丁寧に作られているのですが、見ていて気持ちがいいんです。デザインされたものを見るとき、作品のエネルギーを強く感じてしまうこともありますが、葛西さんのデザインはスーッと吸い込まれてしまいます。明朝系の細い文字を使ったり、余白をうまく残したりされていますよね。 また、ビジュアルをコピーで説明してしまうと見る人の想像力がストップしてしまうのですが、葛西さんのデザインはビジュアルとコピーが掛け算になっているので、見る人に考える余裕を与えてくれます。 大切なのは「ビジュアルはメッセージを伝えるためにある」ということです。その考え方に感銘を受け、僕は今「ロゴはメッセージを伝えるためにある」ということを胸に、デザインをしています。 ——広告とロゴ、表現が変わっても大切にされているものは変わらないのですね。   次回は梶原さんが広告のお仕事からロゴのお仕事にシフトされてから影響を受けた作品について伺っていきます。

カジワラさんにきいてみた!vol.5

こんにちは。カジブラ新入社員です。 前回は梶原さんの経歴についてお話を伺いました。続いて、梶原さんの福岡時代、東京時代、そしてロゴのお仕事を始めてからの3つの時代に分けて、影響を受けた作品についてお話を伺っていきます。   ——はじめに、福岡で広告のお仕事をされていたときに影響を受けた作品を教えてください。 コピーライターの仲畑貴志さん、アートディレクター副田高行さんが手掛けられた、岩田屋の新聞広告です。新聞を開いたときにこの広告を見て驚きました。ビジュアルと「労働」というコピーのギャップがすごいですよね。 まず、シーナ&ザ・ロケッツの写真で目を引かれ、「家族」や「労働」という言葉を見る。そしてボディーコピーを読む。「見る」と「読む」が一体になることで、見る人の心に残る広告になります。 「ワンビジュアル・ワンメッセージ」は広告の基本ですが、それが僕の中に強く残っていて、今でもロゴ作りにも活かされています。 デザイナーの視点からすると、使われている書体や文字組、写真や構成のディレクションの仕方も気になってしまいます。写真でも、コピーでも、レイアウトでも、絶妙なバランスの良さに一流の魅力を感じた広告でした。   ——梶原さんのデザインにおける考え方のルーツを知ることができました。次回もお楽しみに!

カジワラさんにきいてみた!vol.4

こんにちは。カジブラ新入社員です。 今回は、梶原さんのこれまで、そして現在福岡でデザインをする理由についてお話を伺いました。   ——もともと広告のお仕事をされていて、東京でも勤務経験のある梶原さんが今、福岡でロゴをメインにお仕事をされている理由を教えてください。 25歳までは福岡のデザイン事務所で広告代理店との仕事をしていました。当時コピーライターの仲畑貴志さんの事務所を福岡に作ろうというお話があり、僕に声がかかってしばらく東京の仲畑さんの事務所で働くことになりました。仲畑さんはよく経営者とコミュニケーションを取られていたので、良いコピーを沢山産み出されていたのだと思います。僕もその面影を追っているのかもしれません。 4年後福岡に戻り、福岡に設立された「広告研究所」で百貨店の広告を沢山制作しました。福岡には優秀なコピーライターが多く、僕もポスター作りに没頭していました。 そんな中で、直接お客様の声を聞くことができる仕事は特別やりがいがあると感じました。そこで直接のクライアントとの仕事を増やしていき、今に至ります。 現在九州アートディレクターズクラブの代表をしているのも、九州全体が直接のクライアントとの仕事にシフトしていって欲しいという思いからです。中小企業にもクリエイティブが組み込まれると、魅力の伝達がよりスムーズにいきます。これからもっと九州のデザイナーが直接のクライアントと組んで、さらに九州の素敵な会社の魅力を伝えていって欲しいですね。   ——今のお仕事の形に至るまでの様々な思いを伺うことができました。これからも、さらに梶原さんの知見や経験を探っていきます!